もしかすると最大のメリットを受ける読者は経営者

データに基づく改善アクションを通じて自社組織にプロフィットをもたらす活動を「アナリティクス」と呼ぶとすると、
「アナリティクス」についての俯瞰的な解説と多数の事例で担当者の頭に「大きな地図」を描くのに役立つ本。
日々の活動において、
「木を見て森を見ず」を避けるためには担当者には是非読んで欲しい。

しかし、
もしかすると本書のベスト読者というのは、
担当者ではなく、
経営者かもしれない。


・「アナリティクス」で何ができて、
どんなリターンが得られそうなのか？
・「アナリティクス」について先進的な他社は何をしているのか？
・「アナリティクス」にどの程度投資をすれば良いのか？
・「アナリティクス」を成功させるためにはどのような組織が求められているのか？

上記のような問いを持つ経営者は、
既に多数出版されている、
「アナリティクス」を実践するためのツールを解説する書籍を何冊読んでもきっと答えは得られない。
そんなモヤモヤを本書は解いてくれる可能性があると思います。