「硬骨な政治サスペンスにボーイ・ミーツ・ガール物も加えた大人向けの娯楽作」
 本Blu-Rayで初めて視聴致しました。

 CIAとは言っても文系で本を読むのが仕事、
と言うレッドフォード扮するコンドルを主役とした「巻き込まれ型」政治サスペンスです。

 如何にも荒事には向かない様子だったコンドルが幸運と女性(ダナウェイ)にも手助けされて危機を幾度か逃れる内に諜報員として見る見る腕を上げていく描写が実に面白いです。

 ひ弱な羊を相手にしていたはずのCIAの上層部やフリーランスの殺し屋達が狼に変身したコンドルの逆襲に手を焼き焦る様子は痛快です。

 自身演技経験が有り、
俳優の演出に定評が有るポラック監督の下で、
主役のレッドフォード以外では、
ケネディ大統領を始め清廉な様で腹黒い人物を演じると上手いクリフ・ロバートソンや御大ジョン・ハウスマン、
子供の頃は怖い女性だと思っていたダナウェイが本作のもう一つのテーマである「ボーイ・ミーツ・ガール」の過程で魅せる尽くし型のフェミニンな演技で素晴らしいです。

 中でも残忍で冷酷なだけでは無い豊な知性と奥深さを感じさせるダンディな殺し屋ジュヴェールを演じるマックス・フォン・シドーが白眉です。

 若い頃は美男美女が苦手で避けていたレッドフォード出演作品ですが、
本作と特典映像を観て、
己の美貌を客観的に知りつつも奢らない知的な硬骨漢で或る事が良く解りました。


 元々画像に凝るタイプの監督、
映画では無い為、
Blu-Rayとしての映像的メリットは余り感じられませんが、
特典は豊富でした。

 2003年に作られたシドニー・ポラックの人と作品に触れたドキュメンタリー2本「シドニー・ポラックについて」「コンドルについて」(盟友レッドフォードもインタビュイーとして多く出演)と、
多くのCIA・OBが顔出しで昔のCIAを批判するドキュメンタリー「CIAの極秘戦略 1947-1977」が実に見応え有りました。


 巨大な陰謀を描きつつも撮影は室内が多く、
低予算の様子が散見出来ますが、
現在のアメリカでは考えられない反体制的な内容を見事に娯楽作品にしている大人の映画です。


 お薦めです。
コンドル 【スタジオ・カナル・コレクション】 [Blu-ray]

その他の感想

ここまできたら
傷のない良い商品でした。
意外と簡単に修復完了
はあ……
経理の領収書を仕分けるのに使用
予想通り(*・∀・*)
最も実用的
何度もリピートして聞いてます
ダルトンよりいいかも?
水量が多く、パスタも楽々
”失敗”がプラスのイメージになりました!!
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少し小さいか?
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