面白いことはおもしろいのですが・・・

様々な困難や小悪党に何度か邪魔されつつも強かに切り抜ける燿司とカンタの2人の絆。

前半は暖かさあり、
日常的で人間臭さを醸し出す感じでストーリーが進んでいき、
非常に面白く読めました。

ただ、
最後辺りは少し雑で、
展開も遅くて少しイライラしながら読んでいました。

全体的にはそれなりにストーリーはできてるのですが、
以下の点で不満があります。


1耀司と姫菜があまりにも優秀過ぎる点。
キャラクターの設定が少し単純。

2再登場後のノゾミの存在感と義理堅さにもっとインパクトある展開がほしい点。
かなり薄い。

3前述の通り、
一番不満なのが最後辺り。
カンタのゲームシーンが無駄に長く、
何回も同じような回想シーンばっかりでうんざりしてくる。

　それゆえ耀司とカンタが沖縄で再会した時も、
あっさりしすぎてるしもっとしっかり締めてほしい。
会社を立て直したり逮捕を免れたり和解をしたりとか・・・
　またカンタがそれで命を絶つ展開でもいいかと（恐縮）・・・思います。


また回想、
幻想と現実の表現の境界がすこし分かりづらいなどありました。