単焦点レンズ特集がイイ

カメラ雑誌としては無難な内容と言えると言うか、
オールドカメラ専門誌などとは違うのでこんなものだろう。
Kindle版を購入しているが、
雑誌版と比べると未掲載記事が多いのが難点。
価格を上げても良いので、
雑誌版との差別をやめて欲しい。
それでいて、
Amazonで数ヶ月だが雑誌版の取り扱いが無かったのだから尚更と言える。
一時期とはいえ、
雑誌版の取扱いをしなかった理由を聞きたいものです。


内容については、
今回は「単焦点レンズで愉しむスナップ写真」の特集が良かった。
デジタルが前提となっているが、
単焦点レンズ事態が少なくなっている昨今なので、
こういった特集をきっかけに単焦点レンズの良さが見直されるのを期待したい。


ちょっと残念に思ったのは「P127」の「デジ撮！オールドレンズ!!」　M42のスーパータクマー35mmは正統派な使い方をしているし、
ミラーレス一眼で使う場合もアダプターで対応するのだろう。
だが、
「IX Nikkor 60-180mm」の扱いが酷い。


実は、
ここで改造(改悪)されたこのレンズ、
APS用であるが「ニコンデジタル一眼レフで使用可」な状態に改造済み品だったのが分かる。
と言うのは、
鏡胴剥ぎ取り前の写真(中段左端)の状態で「マウント部が改造済み」になっているからです。
IX Nikkorは、
イメージサークルはほぼ35mmフィルムフルサイズをカバーしています。
ですが、
「バックフォーカスを短縮した設計」で有る為、
35mmフィルム機で使用すると広角側で後玉がミラーに干渉する事になります。
それ故に「PRONEAシリーズ以外に装着不可」となるようにマウント部に大きな飛び出しが有る構造になっています。

掲載されているレンズはガードの部分が既に除去済みであるので、
DX機、
FX機、
更には銀塩AF機(Gレンズ対応機)でも使用可能になっています。
つまり、
購入した時点で「ニコンDシリーズに装着すればデジタルで使用できる」状態であったということになります。
まして、
IX