数学の苦手な中学生に、まず分数の量的イメージを持たせることに成功！

算数の得意な小６の男の子と一緒に、
ピザとケーキのシールを貼って分数ゲームの準備をし、
そのゲームに、
数学が大の苦手の中２の兄を引き込むことに成功！
そして、
「ピザ屋さんゲーム」と「ケーキ屋さんゲーム」を三人でする。


兄のほうが算数・数学が苦手になったきっかけは幾つもあったとは思うが、
分数は、
約分や通分の計算規則を覚える以前に、
分数の具体的なイメージが絶対に必要だ。

案の定、
この子は、
1/5が2枚と1/4が1枚あったら、
あとは何を揃えれば1になるのか計算できない。
（答えは1/10と1/4(=1/8+1/8)）。
そして、
弟に教わっている。

でも、
兄のほうも分数のイメージは持てたようだから、
そのうち、
分数の足し算・引き算のイメージも持てるようになるのではないか。


算数・数学は、
いくら計算練習が上手になっても、
そもそも何が計算されているのかの具体的なイメージなしには、
やがて先に進めなくなる。
新たな概念が理解できなくなるからだ。
新たな概念は、
先行する具体的な概念の生き生きとした理解なしには思い描けない。


しかるに今回は、
分数概念の良いモデルを提供してもらった。

だんだん自分の思考に自信をもって、
中学数学の概念も十分に理解できるようになる一歩となってほしい。