三つ子の魂百までも。
太古から人類の興味を喚起するのは大空に輝く太陽や月や星だったようである。

人類は、
何千年もの大昔から、
太陽や月、
そして満天に輝く星の動きなどを観測しながら季節の移り変わりを知り、
畑を耕し、
大海原を航海してきた。

宇宙の謎を追い求めることに較べ地球や海の底の謎を解き明かそうという研究はどうみても分が悪そうである。

宇宙探査の華やかさにくらべて地味な研究である本書『地球の中心で何が起こっているのか』を読んで如何ほど地球のメカニズムが解明されているかを本書で知ることができた。


残念ながら地球内部活動には多くの謎が解明されてはいないようであるが、
本書第6章「地球は自らリサイクルしている」で「サブダクションファクトリー」が解説されはじめたら俄然面白くなってきた。

・・・・・沈み込み帯のマグマ活動は、
最終的には大陸地殻を作り出す。
大陸地殻は、
いわば「製品」だ。
その「原料」はと言えば、
あたかもベルトコンベアーのようなプレートで運び込まれる、
海洋地殻や堆積物などの海洋物質だ。
それはマントルウェッジを構成するカンラン岩も原料として使われている。
マグマや大陸地殻の形成プロセスは、
いわば製品を作る「製造工程」のようなものだ。
おまけに沈み込み帯には、
煙突よろしく火山から煙が上がっているし、
地震という有り難くない振動さえある。
このように考えると、
沈み込み帯と工場は非常によく似ているではないか。
・・・・・(P164〜165から引用)
このメカニズムを、
「サブダクションファクトリー」と造語したのが著者だそうである。


全地球のシステムの炭素循環の謎を解く鍵となるダイアモンドをマントルで見つけるまでには、
まだまだ、
マントル到達までの道のりは遠いようである。


著者の巽さんが子供のころの逸話で、
某TV局のインタビューで「汚いからと言っても、
川原の石を舐めるの止めへんのですわ〜」とお母さんが言っていたそうである。

地震国日本だからこそ、
アメリカのNSFのようなシステムが早く日本でも構成されるべきだと思いながら、
まさに、
「三つ子の魂百までも」の諺を地でゆく石(地球)好きな著者の書いた本を面白く読ませてもらった。
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地球の中心で何が起こっているのか<br>地殻変動のダイナミズムと謎 (幻冬舎新書)

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ターニャワロスw
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