合格は可能

知的財産についてはまったくの素人で、
学校の単位振替のために第20回の検定を受験した者です。

以前簿記の資格を取得するときにお世話になった経緯から、
TAC出版さんのこの問題集(学科,実技の2冊)を購入しました。


2冊ともに基本的な構成は同じで、
過去問(第1~18回)からジャンルごとに頻出問題をまとめ、
基本的な解説を入れたものとなります。

解説は薄く、
単語でのみ出てくる内容にも暗記すべき事柄が多いので別途インターネットやテキストで調べることとなるでしょう。


内容についてですが、
過去問と本試験を解いた感じだと出題範囲の9割くらいは網羅している印象です。

たまに範囲外だったり少しひねった問題が出るのですが、
本試験はほとんど3択式なので本書の内容を理解していれば消去法で求める事が出来、
合格ラインの7割には十分届くでしょう。

ひとつ難点を挙げるなら、
学科,技能共に条約に関する内容が薄いかな、
と思います。

パリ条約とPCTそれぞれのルートのメリットデメリットや出願の流れなどは別途ネットで調べながら勉強しました。

また、
最近の傾向としてデジタル化された著作物に関する問題が出る事が多くなっているような気がしますが、
本書ではあまり触れられていません。

検定公式サイトにアップロードされている最新の過去問を解いて対策すべきです。


実際の学習についてですが、
私が使用したのは以下の4つです。

・TAC 3級学科スピード問題集
・TAC 3級実技スピード問題集
・検定公式サイトの過去問3年分
・日経BPさんのオンライン対策講座(過去問の解説として)←ググれば出ます,無料で登録不要です

あまり時間が取れなかったのですが、
長期休みを利用した勉強の流れとして
1~3日目に学科,実技それぞれの問題集を内容を理解しながら解く
4,5日目に解説を見ずにそれぞれの問題集を解き直し、
間違えた内容を理解する
6日目に公式サイトの過去問を解き,弱いところを洗い出す
7日目に不安なところをを叩き込む
といった感じで1週間で内容を頭に詰め込み本試験に臨みました。