碩学がやさしく語るイスラーム文化の本質
 イスラーム学の世界的権威である井筒さんが、
1981年に一般人向けに延3時間程講演したものが基になっており、
平易な語り口ながら極めて論理的であり、
小著ながら内容は充実している。

 本書の構成は3部からなる。
「1.宗教」ではイスラームの宗教基底として預言者ムハンマドを通じて啓示された神の言葉「コーラン」から説き起こし、
「2.法と倫理」では聖と俗を分けずに宗教と法と倫理が一体化したイスラーム法やイスラーム共同体について触れ、
「3.内面への道」では、
外面や形式を重んずる正統派スンニー派に対し内面や霊性を重視するシーア派と神秘主義(スーフィズム)について述べる。

 特に興味深かった第1点は、
ユダヤ教、
キリスト教、
イスラームの関係である。
同じ神を敬うセム的一神教の中で、
イスラームは先行する2教の歪みを正しアブラハムまで遡る、
新興宗教ではなくむしろ古い宗教との指摘だ。
第2点は人と神の関係である。
イスラーム信仰共同体に聖職者は存在せず、
ムスリム(信者)は縦に神と直接結び付き横に広く強い連帯意識を持つ。
第3点は、
イスラームに流れる2つの文化パターンである。
内面志向と外面志向、
個人的実存主義と共同体的律法主義、
神への怖れと感謝(信仰)といった2つの流れの矛盾的緊張がイスラームの創造性を育んだとする。
第4点はイスラームにとどまらない広い視野からの記述である。
ギリシャ哲学や古代オリエント宗教との関連、
アラブ文化とイラン文化の対比、
顕教と密教への譬え等は理解を深める。

 本書は副題に「その根底にあるもの」とあるとおりイスラーム文化の本質に迫っており、
30年前の講演であるが今日的価値は益々増えている。
グローバル化の進展で存在感を増すイスラームの世界をまっとうに理解するには、
基本文献となる。
また、
地球規模の問題である文明間の衝突や今も頻発するイスラーム内の武力闘争の背景が良く分かり、
読後の視界は鮮明になろう。
イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)

その他の感想

絵柄に生気が乏しい
ちょっと高くない?
空間除菌もできる
Linuxをインストールする用途としては全く使えない。 低性能。
トレーニングには問題なく使用中
初心者でも楽しめるオープンワールド・フォルツァ
コンパクト、安い。単四電池で動く。
微積物理
形がグッド
使用して実感できる性能です
賞味期限切れのが届きました。
ブラインシュリンプ親になりました
ガッカリ!
実写版「美女と野獣」を見て読みたくなった
しっとり爽やかです
ありきたりなのに面白い
所詮ムック
安全で使いやすい、つまずかない
これから家を建てようと思う人はぜひ
特典映像~(涙)
なにもスゴクない
好きな作品!
3点
重厚な長編というよりオムニバス形式の短編のような気分でみられる庶民の喜怒哀楽を描いた映画 
ワンは呪いの力を溜めている!!
セットとしてはリーズナブル
ズシリと重い。
靴上部の縫製に若干難あり
一回で破れました
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