アナロジカルな本である
アナロジカルな本である。
本書を読み終わったとき、
そう思った。
この本は、
何一つ主張していないのである。
立春の鶏卵から始まり、
天地開闢、
言霊曼荼羅、
言霊の演繹、
と続き、
最後は、
霧の中の人類、
主観の遊離逸脱、
主観客観の一致、
言霊布斗麻邇の開顕で筆が閉じられるまで、
一つ一つの原理を丁寧に置いてあるだけなのである。
じつに淡々と書き綴られているのである。
そして、
常に、
筆者が言わんとすることはすべて、
巻末の、
71冊にも及ぶ参考文献一覧からの引用語句が、
アナロジカルとして丁寧に類比されている。
多くのこのような書籍は、
筆者が直感した事象や原理を、
筆の勢いにまかせて書き綴られている。
その勢いに、
私は、
いつも辟易させられてきた。
しかし、
本書には、
その部分が露ほどにもなかった。
“言霊布斗麻邇の道を天照大御神、
高御産巣日の道にあっては自覚することを得ない神である人間の主体、
すなわち文明を創造する生命意思の原理を明かに為し得て、
この全世界、
全人類に共通普遍である人間自体の本性に立脚して、
此の人間性の最も内奥に位する原理を以て、
世界に調和した文明を建設して行く道である。
この道の原理を組織する要素を、
音(言霊)として把握表現し、
その音を組み合わせて全体の形態である曼荼羅(音図)として、
更にその曼陀羅の芸術、
宗教、
哲学的意義を、
概念を以て解説した論文が本書である”。
そして筆者は、
“本稿の大部分は、
ベッドの上で執筆した。
大宇宙から生命を授与され自覚した、
人間天津日嗣(にんげんあまつひつぎ)の正系の基本の原理である、
言霊布斗麻邇三種の神器の法を受け継いで呉れ、
世界に宣布して呉れる、
純粋鋭敏な「掣電(せいでん)の機」である青年たちの参集を期待すること切である”と書き綴っている。
これ以上でもない、
これ以下でもない。
「中今」なのである。
最後にひとこと、
本書の巻末に「小笠原考次氏が七沢賢治に托した言霊学の未来」という一文が掲載されている。
これが、
じつにいい文章なのである。
そして、
この文章も、
淡々と書き綴られているのである。
きわめてアナロジカルなのである。
そして腑に落ちるのである。
是非、
ご一読されるべき価値が大の本である。
言霊開眼

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