マッチョでブラックなパワー溢れる一つの時代を活写した名著
舞台は1974年、
アフリカはザイールの首都キンシャサで行われた
ボクシング史上に残る名試合。

モハメッド・アリが、
ボクシングから遠ざかっていた長年のブランクと
アリ絶対不利と見た下馬評を覆し、
ジョージ・フォアマンからヘビー級
チャンピオンのタイトルを奪取した戦い、
通称”キンシャサの奇跡”。

本作は、
ノーマン・メイラーによるこの試合の観戦記である。


この作品はとにかく男臭い。


アリ、
フォアマンはもちろん、
作者メイラーもマチョイズムを終止漂わせ
アリと一緒にランニングをし、
頻繁に会談を行い、
同時に自身も街に繰り出し
アフリカの熱気を楽しむ。
そしてそこかしこに見える独裁者モブツ大統領の影。

熱すぎる男が熱帯の国に集結した、
一種の躁的な時代の状況を感じられる。


試合そのものの描写は簡潔すぎて物足りない。
スポーツジャーナリズムという
よりは、
アフリカ独裁政権で行われた、
半ばプロパガンダが先行した、
うさん
臭さ漂う興行の雰囲気を楽しむ、
というのが本書の楽しみ方だと思う。


1974年はアメリカではブラックパワー運動が頂点に達し、
またザイールも
アフリカ独立国の雄として冷戦化に絶大な影響力を行使していた。
この後
アリはチャンピオンの座を維持するが、
やがて病魔に冒され表舞台を去る。

フォアマンはこの試合で打ちのめされ、
復帰するまで20年の失意の日を過ごす。

モブツ大統領も冷戦終了とともに独裁政権を追われ、
失意のうちに世を去る。


3人の男達がもっとも輝いたのがこのアフリカの一夜だったのかもしれない。


本書はそんな現代史の貴重な証言の本である。
The Fight

その他の感想

目的次第では不要かも?
量子論の主要な話題が網羅
母に
買って間違いない
絶筆の痕跡
大雑把な部分はあるけどそこそこ使える
お手頃価格で、お肌の荒れに効きます
かなり人を選びます
古典的叙情溢れる作品集
言葉の力を感じる
心のありかたの大切さ
座面が傾いています。
初芝刈り機
斜めになる
fishils
付録目当で購入。180度開かないから書き難い。
ちょっと
全部良いけどneighbourhoodが最高
ほのぼのバトル★
塗装が少し単調ながら、可動は良好。様々な遊び方が発見できる
補強支柱としても使えます
メーカー品なので安心です
娘のおきにいり
0.5CM大き目にしました!
丁度いいサイズです。
タコゾネスちゃん!
もっと深い闇を知りたかった
AS用としてはいい!それ以外のカメラにはちょっと惜しい。
文系、って感じの本
現在販売されている中ではBest
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