スティーブ・ロドニー・マクィン(スティーブ・マックィーン)監督の傑作
●差別との闘い
今まで黒人差別との戦いを描いた作品は数多くあったが、
スティーブ・ロドニー・マクインのこの傑作は新しい歴史を刻んだと思う。

画面を覆う黒いコントラストの“闇”が、
暗黒の歴史と向き合うソロモンの物語に一層の深みを与える。


麦の穂を狩る黒き人々、
それを監視する白き人々。
物語は奴隷農場?と思わしき場面から始まるかと思いきや、
話は過去に戻ったり現代に戻ったりと行き来して全貌を明かしていく。


アメリカの北部は黒人が自由黒人として自由に暮らすが、
南部はまだ黒人が奴隷として苦しい状況にあった。

音楽家として成功していた「ソロモン」は、
気が付くと綿を取りブルースを歌う「プラット」になっていた。

引き放された家族、
裏切った白人たち、
背中と心に受ける一生消えない傷、
下手に口応えすれば殺される恐怖、
過去の自分を黙殺していく日々、
おもちゃにされ飼い殺しにされる恐怖、
恐怖、
恐怖・・・。


奴隷として農場を転々とする12年間・・・それでも「奴隷のプラット」ではなく「ヴァイオリン弾きのソロモン」として彼は戦い続けた。


インディアン(の何族かは名前が解らない)と楽しく歌い合ったひと時は、
ソロモンに何を思わせただろうか。
ルイジアナの美しさが、
家族との思い出が、
彼の辛い時間を一瞬でも忘れさせてくれただろうか。


黒人に対する愛に目覚めてしまった男、
その愛が女の嫉妬で狂う怖さ、
仲間に鞭を打たなければならない残酷さ、
鞭を受けている時の憎悪と愛欲が混ざる歪んだ笑み、
奴隷とされる人々と友情を深めた白き人々、
想いを込めた手紙・・・。


人間に肌の色は関係ない。
悪いのは肌の色が違うというだけで人を攻撃する人間の心の醜さなのだ。

白人が同じ立場に立たされた時の事など、
考えられる人間が少なかっただけなのだ。


孫に付けられた“名前”は、
亡くなったと思われた愛する人への想いか、
それとも最後まで存命を信じた願いが込められていたのか。

それはソロモンにしか解らない。
それでも夜は明ける コレクターズ・エディション(初回限定生産)アウターケース付き [Blu-ray]

その他の感想

素人的レビュー
楽しく気象を学べる本
星の数が足らない
まなざしが、あたたかい
大変気に入りました。
ウエストのバランスが・・・
ハリネズミのフードとして。
絶対必要な物は。芝の目土。お勧めします!
金属アレルギー
若い頃を思い出し
公式コンサートライトと比べると
ヒュンメルはいいですね!
もう少し詳細なら☆満点
将来・老後を見据える切実な問題提起です!
android携帯IS-03での印象
最後の一冊をゲット!(アマゾンの在庫)
友達の出産祝いに!
中敷きがキュッキュキュッキュ言います
海は素晴らしい!
異議なし
「ハードボイルド西部劇」の皮をかぶった「ラブコメ」最高です!!
日よけ用として、とても便利な商品です。
YouTubeのオススメから…
インタビューは多い
僕を憎くて仕方がないんだろう。僕はお父さんを愛しているのに。
とってもキレイです
実際に英語を使いたい(試験のためではない)人のための本
戻る