色と質感のセンスの良さが、もうたまらない

デスク周りの文具には赤系の色のものを選ぶことにしている。
デスクは濃茶でPCのモニターは黒枠、
視界に入りやすく心理的に馴染むのは、
やはり品のいいレッドである。


このパンチの「レッド」は深みがあるワインレッド系で、
表面がつるつるしすぎないように加工してあるようで、
光の反射が拡散されていい渋みを出している。

クルマのボディカラーでいえば「ワインレッドパール」に最も近い。
表面の特殊な保護塗装のおかげで、
ペイントされた渋い赤が主張しずぎずにキラキラすること、
これは目を近づけてみればわかるのだが、
美しさにため息が出る。


パンチとしての機能は文句のつけようがない。
ゲージを引き出すときのカッチリ感が安心で、
使わないときはロックして平べったくできる。

文鎮代わりにデスクに鎮座させておいてもよいくらいで、
奇抜でなく機能的な冷たさも感じさせない、
でもしっかりした存在感。

たまったパンチゴミを捨てるときも、
裏蓋全体をニュルニュルと外すのではなく、
半分だけパカッと開くようになっており、
裏蓋自体もしっかり成形されているのはさすが。


古くて不満の多いパンチがあればこの際捨てて、
本商品を手に取ってみることを強くお勧めする。
本当は誰にも教えたくないくらい、
所有することに喜びをおぼえる文具である。