長いものには巻かれろ

「内容が良いから売れている本ではない」。

「売るために売っている」執拗とも言える戦略(本書を通じてハッキリと繰り返し紹介されている)に、
あさましさを通り越して、
おぞましささえ感じる。


自分の中にある「人として」を最後まで意識して忘れずに、
眉につばを充分つけながら読み、
それでも共感できた部分のみ、
他文献(※必ず、
本書で紹介されている概念の『オリジナル』に近いもの)を当たって情報(※特に、
概念の本質)を補強した上で、
抜き足差し足、
くれぐれも自分の心との調和を見ながら、
恐る恐る小出しに実践するほどの慎重さが、
先の長い人生の豊かさのためには望ましい。


各種方法論の上っ面を撫でたカタログに過ぎない。

筆者の知識自慢･自著自慢に過ぎない。


流行りものに振り回されるのもほどほどに。