あまりに悲惨で、複雑極まるある家族の歴史だが、そこからでも得るべきものはあると信じたい。
本書は、
罪のない知らない人を二人殺して、
全米で死刑廃止の動きが大きかった時代の1977年に、
自分を死刑にしてくれと要望し有名になった殺人者、
ゲイリー・ギルモアという男の弟が書いた、
兄ゲイリーを含む自分の家族の悲惨な歴史を描いたノンフィクションです。
陰鬱な話が延々続き、
面白い話はもちろん一つもなく、
長い話であることもあり、
かなりの意志を持って読み進めないととても読み切れない本です。


ギルモア家は、
父の詐欺、
家庭・家族放棄、
DV、
児童虐待、
少年非行、
と問題のオンパレードです。


そんな家庭の中、
ゲイリー・ギルモアは、
犯罪と補導・逮捕を繰り返し、
少年院と刑務所で人生の半分くらいを過ごしました。


絵に才能があり、
一時は刑務所の中から外の学校に通うことも許されたのですが、
結局決められたルートから脱走してしまい、
それもダメになってしまいます。


そうした中、
11年の刑期を終え、
恋人と同棲したのですが、
彼女が出て行ってしまい、
酒を飲み、
二人の罪のない人を殺しました。


他方、
長兄のフランクは比較的静かな人生を歩み、
母の世話などもしていました。
本書の著者であるマイケルは、
音楽ライターになり、
有名な「ローリングストーンズ」詩にロック評論を連載するようになった中で、
兄が死刑になり、
この本を書いた、


という感じで、
犯罪とは無縁な人生を歩んでいます。
(次兄は若くして事故死)

著者のマイケルは、
兄のような人間が生まれたことを、
先祖がいたユタ州とモルモン教(末日聖徒イエスキリスト教会)の暴力の歴史の影響だとし、
先祖の歴史からひも解いていますが、
その辺りはちょっとピンときません。


兄弟の母は信徒の家庭に育ったようで、
過度に厳しいしつけやその父母(マイケルたちの祖父母)の性格の影響で、
頑固で難しい性格となり、
それが子どもたちにも影響したのかなとは思いますが、
兄弟の父は、
単にいいかげんで、
酒乱で、
ろくでなし、
でそのくせ子どもに過度に厳しい、
という性格で、
モルモン教の歴史は余り関係ないように思います。
心臓を貫かれて〈上〉 (文春文庫)

その他の感想

年寄りにはもってこいです。
スリムなのに、収納力あり
これがあると便利
これ思った以上に強力
キリンがカワイイ
さらば理容店
旅行に便利そう
とにかく大きくてお買い得
外務省の分析メモという文体は新鮮!
硬い材料に何度も打っていると手が痛くなる
このトランシーバーは当マンションの非常用備品として使用してます。
かっこいい‼️
妙に擬人化されていないのが良い
必要グッズ
軽くて、暖かい。
ゼクシオは究極のクラブです。
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歯磨きごっこ&うがいの代わりに
将来を
SE215でも使えます
とにかくとっても読みやすい!!
子供の道徳教育に
代をまたいで受け継がれるセーム革。熟成しましょう。
〝俺は、流成さんが好きです。ずっと、一緒にいたい。一番、傍にいたい。泰兄の弟としてじゃなく、青葉日和として、俺は流成さんの傍にいたい(日和)〟
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