中国産種生姜（近江生姜）とタイ産の近江生姜の違い

　中国産は果肉が鮮やかな黄色で、
繊維質が多く辛味が強い。
辛味が強いので中華料理や韓国料理に最適。
根茎の肥大性も良好。

　国産の近江生姜は繊維質が少なく、
奥深い辛味と爽やかな風味が特徴。
日本料理やあらゆる料理と相性が良い。
また果肉は白色で根茎は肥大性抜群。

　収穫した生姜はおろししょうがだけでなく紅生姜や漬物にできる。
ただ、
国産の近江生姜の方が漬物などに向いてる。
国産の近江生姜は酢漬けにすると自然な薄いピンク色に染まるが、
中国産は着色料を使わないと色が付かない。

　タイ産の近江生姜は国産と同じ品種（果肉が白色）なので、
漬物に向いてる。
タイ産の近江生姜は「白生姜」で国内産地の高知県や熊本県で栽培されている近江生姜と同じ品種。
果肉が白く、
風味が強く繊維質が少ないのが特徴。
白生姜に含まれている色素成分ポリフェノールがお酢と反応すると鮮やかなピンク色に染まる。
この特性を活かして無着色の「甘酢生姜」や「紅生姜」を作ることが出来る。
また、
常夏のタイで栽培されている暑さに強い品種。

　注文の単位が10kgだが家庭菜園用には多すぎるので、
もし種生姜が余った場合には食用にできる。

　以上は中国産を注文してからわきおこった疑問を生姜工房あてに問い合わせた回答だが、
私は日本産は高価で手が出せないので、
果肉が白色で最も国産近江生姜に近い品種であるタイ産の近江生姜に変更し、
中国産の方は快くキャンセルしてもらった。
注文の翌日には到着した。
値段・変更等の対応も含めて星５つ。