パクリもあるが…

…先ずレビュータイトルについては、
54話のタイトル「原則の巨人(進撃の〜?)」、
そして同話中でのバフェットの投資の持論中のイラストに細い棒を渡るシーン(カ◯ジの影響?)があります。
が、
そちらはどうでもいいことですので、
本編についてはと申しますと…
…インベスターガールズの町田、
久保田が株でセオリー無視しての失敗をします。
リアルなら事前にセオリーを理解しておいて下落前に決済して欲しかった処です。
ですが、
彼女等の良い状態として、
初歩のミスを経験として素直に受け入れられることにあります。
損失ダメージが大き過ぎると、
中々そこには至らないものです。
そして、
ウォーレン・バフェットに限らず、
一定の自分ルールや目標を持った投資をする心構えも大切と思い知らされます。

…それから、
投資部合宿にて学業という縛りのある中で出した利益に対し、
OBから部員一同がダメ出しされ、
終に財前君がやってられない発言して本編終了となっており、
それについての見解は次巻以降となっています。

…他、
附会けではありますが、
藤田財閥(今作のフィクションです)の創始者、
藤田金七の幕末時代でのビジネス秘話が語られますが、
その当時の日米の金と銀の兌換レートの差については、
余りに有名な事として盛り込まれてますし、
そこから江戸幕府が破綻した理由については、
経済という視点からすれば全く以ての道理そのものと云えます(そういえば徳川埋蔵金…あれは結局ハッタリ?)。

…また、
日本の[可愛いもの好き]の精神から生み出されたビジネスの話もありますが、
何れにせよ、
詳しい事は是非一読を…
…昨今の私事ですが、
ギリシャデフォルト問題、
中国バブル崩壊?により、
注視して行ったにも拘わらず、
JPX日経400絡みの投信で悶々とした日々を送っているが、
この本に少し勇気付けられた気がします。
なので、
このことを糧として、
良い状態で決着を着けたいと思っている今日このごろです…