疑惑を過熱報道でクロにもっていく行為は法秩序の破壊行為である
本書は、
昭和63年リクルートコスモスのも公開株譲渡の報道に端を発した、
いわゆる「リクルート事件」の中心人物江副正浩氏が、
平成15年有罪が確定されるまで113日間の逮捕拘留期間中の取調べ状況や検事との攻防とその後12年間に及ぶ裁判を書き綴った手記です。


当時、
新聞・テレビ報道でしかリクルート事件について情報源がなく、
漠然と政財界に不正な金をばら撒いた極悪人というイメージを持っていました。
近年検察、
東京地検特捜部の拷問ともいえる違法な取調べ、
証拠改ざんにより犯罪が捏造されていると日々感じていました。
そのタイミングで本書を見つけ、
あの有名な「リクルート事件」も同様の構図にあるのではないかと思い、
手に取りました。


著者は本書を出版するに当たって、
親しい友人から、
「君がどう書こうと、
読む人は自己弁護あるいは名誉回復のために書いたと受け止める」と言われたそうです。
教科書にも載った事件の被告人の言い分は受け入れられないというのが世間の常識ですが、
本書の評価できる点はそんな常識を覆す筆力と率直さ、
起こったことを冷静に振り返る人格がにじみ出ている点です。
それゆえに説得力があり彼の思いを読み取ることができました。


本書では東京地検特捜部は、
マスコミで繰り返し報道される所謂「疑惑」をウォッチして社会的にインパクトがあり立件できそうなものを抽出して、
有罪のシナリオを書き拷問とも言える取調べで調書をとり、
犯罪者を生産していく過程が克明に語られています。
上司に怒られたから証言を言うとおりに変えてくれと何度も調書の書きなおしを強要する場面は失笑ものです。
○○に刃物とはよく言ったものです。


本書で見逃せないのが捜査権力と新聞、
テレビ報道との危険な関係です。
ともに社会への影響力という点では絶大であるが故に責任も大きい二つの権力が、
依存し合い互いの権力を補完している点は情報の受け手としては気をつけなければならない点だと思います。
マスコミ報道が劣化してることは以前から感じていましたが最近では、
特高警察や大本営発表をそのまま報道するころの体質と何も変わっていないのではと薄ら寒くなる思いがしました。
リクルート事件・江副浩正の真実 (中公新書ラクレ)

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