日本の夏にはっやっぱりコレ！

マット式や液体式、
カートリッジ式など色々と使ってきました。

これら薬剤の主成分メトフルトリンの方がピレスロイドより揮発性も強いはずですし、
作用機序も同じなのですがなんででしょう。

日本の蚊にはこれが一番効く！
蚊も煙いのか？
冗談はさておき、
中枢及び抹消神経系のナトリウムチャンネルに脱分極をさせる神経毒を燃焼によって蒸散させる本品。

アカイエカ(一般的によく見る家蚊)やヒトスジシマカ(所謂藪蚊)など日本国内に発生する代表的な蚊に広く殺虫効果を及ぼします。

低濃度のピレスロイド拡散領域を発生させため、
窓辺などで使用することで外部からの進入を忌避させることも出来ます。

比較的毒性も低く、
人間にはほぼ無毒なのも安心です。

（体質煮より頭痛や悪心などの弱い神経毒症状を惹起することもありますが、
そういった症状が出られる方の場合市販の殺虫剤はまず使えません。
）

注意事項としては

1:　燃焼物です。

近くに燃え易いもの置いたり、
お子様が不用意に触ったりする事故に注意して下さい。


2:　魚毒性を持つ殺虫剤です。

趣味で熱帯魚や金魚を飼育されている場合、
ピレスロイドがエアレーションで取り込まれてしまい悲しい結果になります。
魚だけではなく、
甲殻類や両生類、
爬虫類、
もちろんカブトムシなどの昆虫にも致命傷を与えます。


3:　先般にも触れましたが弱い毒性があります。

通常は酵素代謝で無害化され尿中に排出されるものですが、
稀に代謝機能が整っていない乳幼児や腎機能障害をお持ちの方に弱い中毒症状が出る可能性があります。


4:　煙が出ます。

個人的に他社製品に比べて少ないとは思うのですが、
喘息や気管支炎などの呼吸器に疾患をお持ちの方は吸引による刺激で症状を悪化させる可能性があります。


なんだか金鳥の中の人みたい(笑)

追記：
昔のもののように中央に支柱を立てず、
本体蓋裏側の燃焼皿に付属の不燃性ガラス繊維に置くだけで使用出来ます。