価格なりの満足度は間違いなくあります

EP1~2までの設定の集大成の内容となっています。

逆に言うとEP3に関するキャラクター、
ストーリー、
コスチュームなどはいっさい収録されていません。


近作のコスチュームカタログで多くの指摘があった"設定画"はこちらに収録されています。

準備稿によくある仮の名前やモチーフなどが書き込まれていて見応えがあります。

マトイ・シャオ・シオンなど一部キャラクターの初期稿は必見。

設定画はいかんせん点数が多いので多少画像が小さいものも見受けられますが、

許容できる範囲です。


用語説明などに恐らく初出あるいは殆ど知られてなかった設定があり、

世界観を詳しく知ろうという向きの方は必携かなと思われます。

短い文章ですがマグの成り立ちなどは読んで驚かれる方も多いのではないでしょうか。


インタビューは酒井P、
木村D、
そして何かと話題の多いシナリオの宇野氏を中心に進められています。

以前より指摘されていた宇野氏の設定の流用問題にも踏み込んでいます。

公式の媒体でこの点にきちんと踏み込んだのは英断だったと思います。


個人的に残念だったのは武器の画像はおそらく全て収録ではないようです。

ざっと見た感じ旧作から復刻のモデルに関してはばっさり切られてるような。

PSO2向けにリファインされた設定画がそもそも存在しない可能性もありますが、

そこだけが残念でした。


※最後に、
この本を買うつもりの方へ
近作のコスチュームカタログよりもさらに冊子が厚く、
重いです。

書店の店頭や各種PSO2イベントなどで購入を考えている方、

はっきり言って荷物になるので購入される際はご注意ください。