旧約聖書を「古典文学」として読む楽しさ
 本書は章ごとに、
旧約聖書に収められる物語を一つずつ、
合計七つ取り上げて論じている。
各章とも最初に、
その章で取り上げる物語の内容が紹介され、
次にその史実性についての検討がなされている。
その際、
聖書学・歴史学・考古学の各分野における主な先行研究が紹介されているため、
読者はその物語についての研究史をもおおまかに把握することができる。

 しかし本書のおもしろさは、
そこから先、
各章の終盤にこそあるのではないかと思う。

 たとえば第四章「ダビデとゴリアトの一騎打ち」では、
ゴリアトの武装に基づいて物語が書かれた年代を明らかにしようとする先行研究を概観した後、
著者は、
同時代のペリシテ人の武装に関する資料がないため、
そうした方法には限界があると断じる。

 そしてそこで視点を変え、
今度は文学的観点から物語を分析しようと試みる。
その際に著者が注目するのは、
この物語が「ほぼ丸裸の美少年」対「完全武装の巨人戦士」の戦いという、
非常に聴衆受け・読者受けするものだという点である。
ゴリアトの武具の細かい描写は、
彼がいかに重装備であるかを強調する「小道具」であり、
丸腰のダビデとの差異を明確化するため、
伝承の過程でその時代ごとに「演出」として描写されたものだと著者は考えるのである。
そうであるならば、
武装描写から物語の史実性や年代を検証しようとする研究は、
妥当性を欠いたものだということになろう。

 史実か否かということばかりに気を取られ、
文学としての物語自体がもつ面白さや、
それを通して作者・伝承者が伝えようとしている「神を信頼し、
強大な敵に果敢に挑む姿の重要性」というメッセージを見逃してしまう危険性を著者は指摘しているのである。

同様に第六章「アフェクの戦い」で著者は、
考古学的研究によって戦いの場所アフェクを同定しようとする先行研究を紹介した後、
この物語の文学的分析を試みている。
旧約聖書の謎 - 隠されたメッセージ (中公新書)

その他の感想

後ろの部分が輪っかでは無くて良い。
ロングノーズがまだ多い現在、見た目は少々ゴツイ感じがします。
タブレットで使用
「彼氏が欲しいなんてビッチな考えじゃないですか!」に爆笑
台湾を知る名著
ちょっと偏りがありつつも、興味深く読めるチョコレートの歴史
これ良いよぉ
僕の愛用品
普通の延長コードとは違っていてねじれなくていいんです
可愛い〜!大満足
商品良好・価格もOK
純正品ではありません。
大きさがとてもいい
極細線にしっかり使えるストリッパーです
春〜夏はこのゲル
萌え不完全燃焼
ふきん用
良い音出します
軽くて使いやすい♫
安定のおもしろさでした。
「転機」
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静かで、奥深い感動をもたらすリーダーシップの実践書だ
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このリマスターは当たりです。
うーん。やはり普通の食パンには程遠い。
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