自虐史観に汚染されていない真実の歴史の書かれた教科書を読むのは清々しい！

　「新しい歴史教科書をつくる会」が作成した中学生向けの歴史教科書の市販版。
恐らく、
実際に教科書として使用される本との間にそう大きな差異はないであろう。
Ｂ４版で全ページがカラーであり、
図・写真・地図・グラフ等を多用し、
中学生の占有物とさせておいては勿体ないほど充実した内容である。
今のところは、
全体にざっと目を通しただけであるが、
今後、
参考資料として折に触れて手に取ることになるであろう。
全篇、
日本人が古来から受け継ぐ優れた国民性と日本人が打ち立てた偉大な業績を強調する姿勢で貫かれ、
執筆者のしっかりした考えが反映された教科書を読むとはこんなにも興味を掻き立てられるものなのかと繰り返し思った。
近代史の記述の中には、
検定で通るために（または変更するよう検定で指摘を受けて）已むなく書いたと思われる、
日本に対してやや否定的な記述も散見されるが、
この点は致し方ないのであろう。
現状、
この教科書を採択する中学校はそれほど多くないと想像されるが、
これだけの健全さを有する教科書が現われたことは大きな前進と評価できる。