中国共産党と政治の中枢
著者は、
「『中南海』は中国政治そのものである」と述べている。
たとえば、
日本で「霞ヶ関」というと地名であると同時に政治的な場を指すが、
中国では中南海がそれに相当するという。


中南海とは、
北京の「故宮」の西に隣接する一帯のことである。
元々は歴代皇帝の御苑で、
広さは東京ドーム25個分という広大なもの。
ここは、
現代中国における共産党と政治の中心であり、
「中南海入りする」というのは党の指導部に入ることを意味する。
また、
要人の居住区でもあり、
毛沢東をはじめ多くの指導者がここに住んできた。
政治闘争も行われてきた。
現在の中国では、
一般人の立ち入りは厳しく制限されている。
外交の舞台になることもあり、
ニクソン、
田中角栄、
オバマといった要人が招待されてきた。


淡々とした書きぶりで、
前半では、
中南海の位置づけや主要な建物、
近代での出来事や主要人物との関係が紹介されている。
著者が日本からの訪問団の一員として中南海に入った体験について触れているところもある。
後半では、
中南海を舞台にしている中国共産党の中枢組織と政治体制について解説が行われている。
この後半部分は、
事実上中国共産党中央の組織と人、
意思決定の流れや世代別の人材の特徴についての解説となっているので、
中国の政治的なメカニズムの基本情報としてかなり参考になる。
習近平の汚職撲滅運動、
2017年の党大会で中南海入りするリーダーの候補者についての見解が書かれているところもある。


中南海という政治の中枢拠点を取り上げることで、
共産党の一党独裁でありベールに包まれていることが多い中国の政治体制について、
組織的な観点からの基礎的な知見が得られる本となっている。
中南海――知られざる中国の中枢 (岩波新書)

その他の感想

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