一個人の述懐
そのように割り切って読めば資料的な価値はそれなりにあるだろう。
巻末には演出家の変更に伴いボツになった1stシリーズのシナリオも3本載っているし、
ある程度は当時の現場の雰囲気も感じる事が出来る。

ただ、
一つひとつの話が余り掘り下げられず、
本の構成も雑なので物足りないのは否めない。
例えば1stシリーズの演出家交代によって本来のシリーズ後半のシナリオが13話を除いてすべてボツになった事には触れられているが、
4〜12話のシナリオを高畑・宮崎コンビの下でどのように修正したかなどは殆ど触れられていない。

押井版ルパンについても2ページくらい軽く触れられているだけで目新しい情報はさして無い。
ググった方がましというレベルである(当時押井に円形の脱毛があったとか書いてる辺りに著者の押井に対するスタンスも判るというものだがいい歳してこんな事を書く事が下品だという事も解らないかね)。
その押井版ルパンに代わるかたちで制作された「バビロン」について浦沢の書いたシナリオを大和屋が手直ししていった、
との記述があるが浦沢本人が本作については冒頭部分を書いた時点で現場から離れたと証言しており本書との整合性がいまいち取れない。
ほかにも気になる箇所は多々あるがまあ著者の年齢を考えればあまり突っつくのも酷だろうから止めておく。

そして本書で印象的なのはある程度察しはついていたが宮崎駿についてとにかく否定的なスタンスを取っているという事である。
「カリ城」を「ルパンをめちゃくちゃにした」とも言っているが、
他にも「アルバトロス」のシナリオ会議にて鈴木清順からの厳しい批判に宮崎が口を噤んだのは「図星を突かれたからだろう」と著者は言うがこれなどは単なる願望だろう。
自分たちの作っているものが優れていると自負するのは構わないが、
それによって宮崎駿(や押井守)という才能をリアルタイムに評価できなかった事を認めたくないだけなのではないだろうか。

そもそも劇場版第2作の制作を任された大塚康生が宮崎に声を掛けたのはルパンのシナリオチームが書き上げた脚本の出来の低さに頭を抱えたからである(本書には大塚が2ndシリーズのスタッフに作品を絶賛する激励の連絡をしてきたとあるが当の大塚はインタビューで新ルパンに否定的な意見を述べているのでこれはリップサービスと解釈すべきだろう)。
私の「ルパン三世」奮闘記: アニメ脚本物語

その他の感想

ホームパーティー用です。
安心の品質2個セットがうれしい
やっぱりエレンは主人公だなあと
タイルやコンクリ壁についている古いシングルのホルダーの穴にそのままつけられます
この編は1番のお気に入り!
価格は大満足
清々しいまでの真っ直ぐさ
元になった本があるので注意
文法だけでは分からない、C++の書き方
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