福山雅治というHUMAN

オリジナルアルバムとしては「残響」以来5年ぶりの今作。
5年ぶりと言っても「THE BEST BANG!! 」や「Galileo＋」などのスペシャルアルバムを挟んでたり、
冬の大感謝祭が年末に行われていたので「残響」からそんなたったのかとビックリしてしまいました。


【Disc-1】は音作りや構成が凝っている「HUMAN」や本人曰く音数を引き算で絞って作られた「暁」はもちろん、
ピアノの弾き語りで被爆楠について歌う「クスノキ」、
ダークサウンドなラブソングの「ミスキャスト」、
世代の人には響くであろう「昭和やったね」などアルバム曲ならでは世界観もあり何周も聴きたくなる内容です。

レコーディングミュージシャンも近年の福山雅治のライブを支える井上大今（今剛さんの参加曲は少なかったですが）がほとんど参加していることから、
ジャズからロック、
スカの要素までも含んだ演奏で福山雅治の歌の土台を支えています。


【DISC-2】にはセルフカバーverの「恋の魔力」が収録されていて、
フルートが導入してあり新たなサウンドで面白いです。
また既出曲のリマスタリングが秀逸で、
「fighting pose」のイントロ部分や「Around the world 」のサビ前のフィル部分など既出盤とはまた違った顔をしていて、
福山雅治のアルバムへの熱量が感じられます。


合計18曲様々な曲が揃っていてゴーストが疑われても納得な位の名盤だと思います。
（本人がゴーストライター疑惑をネタにしていますが）ライブでこれらの曲がどう演奏されるのかが楽しみです。
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