参考図書が充実している

取り上げている対象はキリスト教、
イスラム教、
仏教、
ユダヤ教、
そしてジャイナ教、
シーク教、
ゾロアスター教、
儒教、
道教を少しずつ、
そして日本の神道、
新宗教などです。
この手の本としてはありがちですが、
習俗や歴史など表面的な解説が主で、
思想面には全然つっこんでいません。
歴史・習俗面でも事実の羅列に終始していて、
なぜそれがそうなったのか、
他の宗教や思想とどう影響しあったのかなどはあまり書かれていないように思います。
そういった面で物足りなさを感じます。

しかし唯一評価できることとして、
より深く知るための書籍や映画などが多数紹介されていて、
これがなかなか参考になります。
700円と安価ですし、
ブックガイドとして持っていてもいいかもしれません。