「三国志」→「平話」→「演義」
本書は,三国志の具体的なエピソード・人物像にスポットを当てて,正史である「三国志」が,講釈師のレジュメである「新全相三国志平話」を経て,今日一般に知られている長編小説「三国志演義」として完成される過程を,わかりやすく説明したものである。
例えば,劉備が黄巾討伐で手柄を立て,安喜郡の尉となったところに,郡の督郵が訪れる場面。
正史では,督郵が面会を許さなかったことに腹を立てた劉備が,督郵を200回も杖で打ち据え,官職を捨てて逃亡した,となっている。
流賊の頭目であった劉備に似つかわしいエピソードである。
これが,平話では,張飛が犯人となっている。
すなわち,張飛は,張飛が定州の太守を殺した事件を調査に来た督郵に対し,無礼な態度であると腹を立てて,督郵を100回も鞭打って殺した上,死体を6つに切断してしまう,というように,グロテスクなドタバタ劇仕上げにしている。
これに対して,演義では,定州の太守殺しという荒唐無稽なエピソードは削除し,勤務調査に来た督郵が賄賂を要求したため,事件になったというように,合理的な背景事情を設定している。
その上で,張飛が暴行を働いたというところは平話を引き継いでいるが,劉備が暴行を止め,督郵の命は助けた,というように,劉備の仁愛を強調するエピソードとしている。
三国志ファンであれば,一読の価値はあると思う。
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その他の感想
純正なので問題ないと思います。
安全、しかもしっとり
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papa
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祝!!!年表復活!!!
これは是非読んで欲しい!歴史が苦手な私が感動した本!
とりあえず買っておく
便利は便利だが、味が…
おみやげ。