とってもシンプルだけど地に足がついた精神世界解説本

この本は確かに元メガバンク職員だった畠山氏が書いた精神世界の本です。

最も、
最初は畠山氏の自叙伝が書かれています。

ある意味すごい本です。
ご自分の天職とか天命とかがこの仕事ではないと真剣に考えたとき人はどういう行動をするのか？畠山氏も熟慮に熟慮を重ねて思い切って精神世界に飛び込みました。

でも、
一般的な知識ゼロ状態で。
それだけでもすごいとは思いますが、
その後、
精神世界に入っても自分はまだまだ未熟。
もっとサイキックな能力が欲しいなどの執着を持ちます。
しかも、
貯金殆どゼロで。

でも繰り返し畠山氏は語ります。
足るを知るということを凡人の私たちに如何に重要かということを。

ご本人も能力を持ちながらも他の良いご縁のある能力者の方々との交流で精神的に成長する様も描かれています。

最初は作者の自叙伝ですから、
現実的な話です。
でも銀行員だった経験からお金の本来の意味なども丁寧に解説されています。

私は自分のような凡人にも分かりやすく、
具体的に凡人の立場をよく分かっているうえで精神世界に目覚めるということと、
足るを知るということがその人の生まれ持った本来の能力や成功を助けるということをこんなに丁寧に書いた本は知りません。

良書だと思います。
すでに能力者として幼少時から生まれてきた人達の話も良いですが、
凡人がそれなりに精神世界に関わる距離感なども解説しており、
精神世界の付き合い方で一番実用的な本のような気がします。
色々「引き寄せの法則」とか様々な幸運を招くスピリチュアルなテクニックなんかが書かれた本がありますが、
まず、
本書に書かれている単純なことが出来ないと「引き寄せ」すら実践できないのではないか？そういう意味で実用的と書かせていただきました。
筆者の呼吸法の説明も実践的です。

シンプルなスピリチュアルに幸福に生きるために凡人に対して下準備のために具体的に書かれた本というところでしょうか？
なお、
元メガバンクの銀行員だったということですが、
文章は大変読みやすく、
一読だけなら1日でできるとは思います。

今、
一読したけど、
するめのように噛みしめていきたい本です。