使っているICがTA-2020とは違うものが入ってました。

アルセナから購入しました。

接続は自作PC（MB：ASROCK Z97 Pro4）⇒本機⇒YAMAHA　BP-200またはYAMAHA　NS-PB-40
スピーカーも新品だったので出し始めの音はキンキンしてしょぼい音でしたが6時間ほど小音量で鳴らしっぱなしにしたら、
低音の歯切れも良くなり、
高音もシャキッとした音が出るようになりました。

ポップノイズも対策されていて、
ACアダプタも熱も持たず、
BASSとTRABLEの調整も効き、
RLの入力も反転していることもなく不具合はありませんでした。


ただし、
絶賛するほど良い音とは思えず、
このアンプはWebにいろいろな改造記事があるので音の出方を調べてみるとボリュームが12時位置でかなり低音がカットされてしまい、
3時位置くらいになると８０Hz以下の音はほとんど出ない状態になります。


この状態を回避するにはWindowsMediaPlayerもPC側のボリュームも最大にあげてアンプのボリュームを低い位置に保たなければなりません。

しかし、
ボリューム位置が低くなると左右の出力差が大きくなりセンターが狂うギャングエラーが出ます。


これでは使いにくいので返品ができなくなることを覚悟で低音のカットオフを改良すべく蓋を開けてみると・・・、
なんと・・・デジタルアンプのチップがTA-2020 020ではないLP-2020Aとリマークされた面実装パッケージの謎のICが入ってました。

このデジタルアンプはTA-2020の素性の良さで音の良さを売りにしてきたその肝心の心臓部が別物になってました。


そのうえ、
基盤に実装されているコンデンサ類は面実装チップコンデンサで交換できない状態であるため、
改造ベースにすることもできなくなりました。

不具合は少なくなったと思われますが、
のちに手に入れたTA-2020のデジタルアンプと聞き比べてみると低音の迫力もなく、
高音の抜けの良さやスッキリ感は劣ります。


まぁ、
音は出るのでいいのですが、
謎のチップでだまされた気分は否めない。

エージングしてもそれほど絶賛するほどかな？と思ったら中身を疑ったほうがよろしいかと思います。