世も末

本来ゲーム実況自体著作権的にグレーな存在です。
ですが相乗効果や口コミ効果を期待してあえて会社側が黙認しているのがほとんどであり、
条件付きで公認したりOKしているのはまだまだ少数派です。
ですからプロゲーマーでも無い素人が趣味で実況をするならその事へ配慮しつつ動画を投稿するのが筋ってもんじゃないでしょうか。
しかし近年スマートホンやネットの普及による動画投稿サイトの増加する盛り上がりの中、
何故か「有名な実況者になればチヤホヤされる」、
「ゲーム実況をすれば運営主催の生放送に出てタレントみたいになれる」みたいな勘違いをする小中学生が増加しており、
あろうことか彼らはゲーム実況者や動画投稿主であることを一種のステータスとまでさえ思い込んでいるようです。
(勿論全員ではありませんが)
そのため最近では「趣味でゲーム実況をする」よりも「人気になるためにゲーム実況をする」ような人が多く見かけられます。

その度に再生回数や回りの評判を第一とし有名になるための道具として好きなゲームが露骨に利用されているのを見ると残念で仕方ないです。

しかしこの本の中身は【どうやってゲーム実況を始めるか】よりも【どうやって人気のあるゲーム実況者になるか】といった内容の方が強いです。
自己顕示欲の強い小中学生をネット上の世界で活躍する事へ憧れるよう煽動しているんじゃないか…?と思うほどでした。
一応全て目を通しましたが「何か方向性を間違えてる気がする」がこの本を読んだ素直な感想でした。
くれぐれもゲーム実況の世界は開発元の黙認の上で成り立ってることをお忘れなく。
そして未来ある学生よ、
一時の欲望に呑まれて将来たいして役に立たない無益な時間を過ごすのはやめよう。