割りといいのでは・・・使い続けるつもりです。

若白髪隠しに長年市販のヘアカラーを使っていました。
　中でもカネボウ・バルカンの製品が最も気に入っていたのですが、
何年も使っている内に、
徐々にアレルギー症状が出るようになりました。
　他社のヘアカラーに変えると一層酷い症状となり、
カネボウ・バルカンに戻して、
皮膚科で処方してもらったリドメックスコーワローションを当初は治療目的に、
その内にヘアカラー使用後すぐに少しでも痒みを感じるところには予防的に使って凌いできたのですが、
アレルギー症状は一旦出てしまうと元に戻ることは無く、
徐々により過敏になってしまいます。
　一番相性のマシだったカネボウバルカンは終売となってしまい、
市販のヘアカラーは一つを除いてすべてジアミン系であり、
それに対するアレルギーなのでどうしようも有りませんでした。


非ジアミン系でお歯黒と同じ原理のマロンヘアカラーを知り、
それに切り替えたところ、
まだ過敏状態から脱していない頭皮がまるで薬を塗ったかのように軽快し何とも無くなったのは嬉しい驚きでした。
　ナチュラルブラックですが、
少し青みががったような色合いになるのと、
血液のような鉄分の香りは当初は気になったものの、
慣れてしまったのか徐々に気にならなくなりました。


ただ、
最大の欠点はあまりにも面倒である事です。
　どのヘアカラーも１剤と２剤を使用時に混ぜて塗りますが、
マロンヘアカラーはまず１剤を塗り、
ヘアキャップをして１５分〜２０分放置します。
　そうするとこれで染まるのかというような薄い赤茶けたようの色合いになります。
　その上から２剤を塗ると瞬時に劇的に真っ黒になるのです。
　ただ、
１剤を塗って放置し赤茶けた状態の髪はゴワゴワに固まったかのような状態であり、
髪の表面に２剤を塗る事には問題有りませんが、
内部の髪まで２剤を浸透させるのは容易ではなく、
それが不充分だと内側の髪は染め損なう結果となります。
　従って、
一人で毛染めを行うのは甚だ困難と言うしか有りません。
　また、
２剤を塗ってからまた１５分〜２０分放置せねばならず、
一般的なヘアカラーの倍の手間暇がかかる事になる訳です。
　理容室に持ち込みでやってもらうと綺麗に染まりましたが、
通常の倍くらいの時間が掛かる訳で、
3,000円の追加費用でもあまり歓迎されはしなかったなという印象です。