要素のすべてが大人向けな作品

いつもの実写系ディズニー映画だと思って見るとちょっと面食らうかもしれません。

作品の思想やテーマはノスタルジックの域に入り始めていますし、

演出もオブラートに包む様なことはせず結構ブラックな感じ(ホットファズやワールズエンドの様)なので
ディズニーの娯楽映画ではあるのですがかなり年齢と人を選ぶ映画だと思います。

ディズニーではなく単館系の映画として公開されたらもっと評判と注目を集めていたんじゃないかな…と。


本筋に行き着くまでがとにかく長く
（これいつ話が終わるの…！？）とか視聴中に頭をよぎってしまいがちですが
魅せ方や映像が良いおかげか、
わりと飽きることなく付いていけます。


ただ、
劇中で説明される理屈の難しさ・主人公の経緯など
人によっては2回3回見ないと解らないくらい込み入ってるので、

お子さんと一緒に見ようとか、
軽い映画を期待している人は要注意です！

個人的には30~50歳くらいの男性向けの映画かな…といった印象でしたが、
とても楽しめました
オチを見て「明日から仕事がんばろう！」と思える素直さを大事にしたいですね。