ビジネスとクリエイティブの両立の難しさと大切さ。

ビジネスとクリエイティブをどう両立させるか、
が大きなテーマです。


ビジネスが優先された場合の弊害として著者は次のように書いています。

「すべての発想が売り上げ分析からきてる。
数値化して当たる商品を作り出す。
その数字に1センチのずれも許されない。
もし1センチ長かった商品が不振であれば、
その1センチが売れない理由にされてしまう」
つまり、
デザイナーが1センチ着丈が長いコートの方が絶対にキレイだと思っても、
それを実行するにはとても高い壁があるということです。


これは、
どの仕事にも言える「理想と現実」かなと思いました。
ただ、
著者もクリエイティブを絶対的に優先しましょうと言っているわけでもなく、
「美しいか、
美しくないか。
売れるか、
売れないか。
経営者もクリエイターも、
この２つの視点を持ち合わせなければならないのです」と結んでいます。


全体の感想として、
アパレル関係に興味あれば読んで楽しい、
ただ、
ビジネス全般に汎用性のある具体例がたくさんあるかというと、
そこまでではないかも知れません。