改良もあり改悪もあり

今回で4つ目の購入です。

今回も色々と変わっており、
定番商品にもかかわらず常に改良していく姿勢には驚かされます。

しかしながら今回の改変では、
ユーザ視点ではなく企業の都合じゃ無かろうかと思われる部分が散見されチョット残念でした。

開封してまず気付くのは生地全体が薄くなって、
以前に見られたガッチリ感が薄れたこと。
(ヘナヘナになった)
これ迄は何処とは無しに感じられたプロの道具の凄みが薄れました。

肩ベルトも以前のものは硬く、
どんな使い方をしても捻れることはなかったのですが、
今回はすぐに傷みそうなくらい薄っぺらくなりました。

ベルトの素材に合わせてということもありましょうがバックルも仕様変更されています。

前回のバックルはレバー操作とは別にバックル部の差し込みを外すことでベルトを最大長に伸ばせる構造でしたが、
お陰で分厚くなったバックルが肋骨に当たって痛かったので、
これは嬉しい改良です。

一方で変更された肩パッドは、
これ迄の「ベルトに巻いてベルクロで留める」仕様から、
一般的なショルダーバックに見られる「単に通しただけ」に改悪されています。

素材が薄くなったことも合わせて、
コストダウンでは無かろうかと邪推します。

コストダウンといえば、
これまでのバックではステッチが全てダブルだったのがシングルになっています、
見た目だけではなく耐久性にも関わりますから何を言わんやです。

ポケットの数が増えたり減ったりするのは毎度のことなので驚きはしませんが、
フラップ付きポケットが無くなったのは自分的にはかなりショックです。

フラップを留めるバックルのストラップが底部より回されて、
フラップを留める機能に加えてバックの厚みを絞れるようになったのは大いに評価できるところです。
(見辛いですが3枚目画像、
ストラップが底部より通されます)
全体に差し引きすると残念ながらマイナス面が目立ち、
もし定価で買っていたならば星の数を大きく減らす結果となったでしょう。

こうしてみると、
これ迄買った歴代(？)のTIMBUK2では、
前作はベストだったように感じます。

買い直すたびに、
その改良に感動し続ける製品に戻ることを願って止みません。