対象年齢：小学生（２年生）〜大人

本書は、
中学一年生の一学期の数学が一般レベルで解けるならほとんど理解できる内容です。

一言で要約すると、
算数と数学の間にあるような学問を教えてくれる本と言えます。


例えば、
暗算では難しい問題でも一つのフレームワークに沿って計算すれば一発です。

(a＋b)(a-b)を計算に代用して
↓
「201×199」が問題なら
（200＋1)(200-1)と置き換え
↓
40000-1＝39999

といった具合です。

この他数学と算数をうまく結びつけるようなフレームワークでたくさんの簡単に計算する方法を紹介しています。

基礎の四則演算はもちろん平方根までさまざまなものがあります。

単にフレームワークを掲示してくれるだけでなく中学校１年性で理解できるよな単純な算数で説明してくれているのが特徴です。
今まで学校で教えてくれそうで教えてくれなかった「スキマ」的な計算の考え方に感心してしまいました。

数字に目を通すことが1日に一度はある社会人の方にはおすすめです。


しかし、
一番この本を理解してもらいたいと思うのは、
小学生です！！！

私が小学生のころ、
無駄に難しい３桁同士の掛け算問題などテストによく出されました。

どう考えてもミスを誘発して点数に差をつけるためのテストでしたがこれがあれば正確かつ短時間で解けること間違いなしです。

この本の醍醐味は計算問題を解くためのフレームワークだけでなく「あ！なるほど！！」と思える角度からの計算方法や考え方を図解で丁寧に説明しているところです。


正直、
私の小学校の先生がこの本に沿った算数の授業をしてくれていたらもっと算数含め数学を好きになった生徒が多いような気がします。
学校の先生はぜひこれを使って算数教えてもらいたいです。
小学生のお子さんがいる家庭の方にはそのまま読ませてもいいと思います。
低学年の子でもすべて理解出来なくても3桁同士の足し算引き算なら一瞬で解けるようになるでしょう。

難しい表現はなく子供の読書用の本としてもオススメできます。