ウォーズマン勉強法と改名したらバカ売れしたかも

この本は昔予備校の先生に推薦されて読んだことがある。
1.地頭ｘ2.戦略ｘ3.時間ｘ4.効率の4つの変数のそれぞれを2倍速にして2の4乗で16倍速で勉強する方法だそうだ。
なんか聞いたことある怪しげな計算法だなとおもったらキン肉マンのウォーズマン対バッファローマンのベアクローの計算法そのもので笑った。
あれは、
「1.ベアークロー2刀流で100万パワー+100万パワーで200万パワー！！ 2.いつもの2倍のジャンプが加わり、
200万×2の400万パワー！！ 3.そして、
いつもの3倍の回転を加えれば、
400万×3の バッファローマン！お前をうわまわる1200万パワーだーっ！！」なので厳密には違うのだろうが大雑把な計算という点ではまさに共通だろう。
何にせよ、
戦略と効率をわざわざ別変数でカウントするところに著者の「言語センスの無さ(戦略と効率って類義語ですよね？)」が見て取れる。
質ｘ量=結果として、
それじゃ身もフタもないから質のところを少し詳しくして「地頭(元の頭の良さ)ｘ戦略ｘ時間」=結果とするのが妥当な表現だろう。
もしくは「地頭(元の頭の良さ)ｘ戦略(全体から目的を設定して目的に至る計画を設定すること)ｘ 戦術(ここでは計画が毎日最大限に達成されているかどうかということ) x 時間」=結果としてみればクリアーになったはずだ。
本の内容も地頭と戦略については目新しいことは書かれて無く、
つまるところ「14時間勉強したので東大とハーバードに合格できました」という量が全てであることに集約されてしまう。
結局量かよと身もフタもない結論ながら「気合と根性で人より勉強しないと目覚ましい結果は出ない」という事実そのものをゴマカさずに提示してくれた点は高く評価されるべきだと思うが逆にいえば役に立つ箇所はそこだけともいえる。