Raid-5 で HDD １台故障時にリビルドできずデータが消えました。導入当初の試験では回復できたのですが。。。

残念ながら、
実際の HDD 故障発生時に、
Raid5 が期待通りに動かず、
データアクセスもリビルドもできず、
全データが消失してしまいました。
手順の入念な確認と試験が必要でしょう。
また、
本機はリビルド最優先の Raid-5 で、
１台故障のまま運用しにくいので、
あらかじめ注意が必要です。


ディスク to ディスクのバックアップ用に 2TB x 4 の Raid-5 (ユーザ領域 5.46TB) で利用していました。

事情で、
ちょっとイレギュラーな手順になったせいか、
HDD １台の故障にも関わらず全データを失いました。
バックアップ用途だったので諦めますが、
残念です。

リビルドを開始しないと警報ブザーをとめられず、
とりあえずリビルドなしにデータを別装置に緊急バックアップする操作が困難なのが残念です。
Raid-5 は、
１台壊れていてもデータは正しく読めるので、
本来は、
リビルドとは関係なくブザー停止してデータを吸いだせる機能が必須ですね。


警報が鳴ったりリビルドが始まらないからといって、
スイッチを不用意にいじったり、
ボタンをつい余計に押したりすると、
リビルドできなくなるようです。
とはいえ、
OS の都合で管理ソフトが動かず、
本体に液晶表示もないので、
故障発生時に、
ボタンとブザーだけでは適切なアクションをとりにくいのも事実です。
本機に重要データを入れる際には、
運用環境でのディスク故障を想定して、
交換用ディスクが認識されないなど、
いろいろなケースについて事前に正しい回復操作手順を調査し、
試験を行って所望の結果が得られることを確認した上で、
文書化しておく方がよいと思います。
（障害が起きてから泥縄式にあわててやると、
今回の私の二の舞になります。
）

今回のディスク１台故障時の行った手順：（注: 補足２に訂正があります。
）
(1) 深夜に本機挿入の HDD ４台のうち１台が不調になり、
ピーピー警報音がなりだす。

(2) 本機の背面ボダンを押したが、
すぐにまた警報音が鳴り出す。

(3) 本機の電源を切る。

(4) 数日後、
本機をオフラインにして、
故障ディスクのみを同一形式・容量の動作確認済みディスクと入れ替えて電源を入れるが、
再び警報音がなる。

(5)