素材は良いが調理が微妙

ルーラーの介入基準が曖昧かつ不明瞭で聖杯のシステムとしてのルーラーが機能していない。

そのためあらゆる場面で恋愛感情や自己の正義感で判断を下しているように見えてしまうため魅力を感じない。

物語が進むとその傾向は特に強くなる。

またルーラーとジーク、
黒のライダーばかりが優遇されている。

反面他のキャラクターが多すぎるため上記の３人以外は扱いが雑。

場当たり的な設定を引っ張り出して無理やり関係付けることで各キャラクターを強引に処理している印象が強い。

聖杯大戦の設定はすばらしいが、
作者の力量がそれに追いついていない惜しい作品。