定価の半額以下なら購入検討の余地あり

210デニールのナイロンをベースにした生地は、
軽さを追求していることもあり、
正直なところ薄っぺらいです。

第一印象の「思ったより安っぽいな」という印象は、
この生地の薄さに起因するのでしょう。

しかし、
この薄さ（210デニール）は倍の値段する同社の上位クラス「Bolinas」と同じ。

キャンプ用の携帯テントにも使われることのある生地ですね。

なので、
実際に使ってみると結構、
信頼性のおけそうな頑丈さが感じられます。

物は中国製ですが、
上位シリーズもメイドインチャイナなので、
工場は同じなのでしょう。

縫製の乱れなどはなく、
造りは定価9000円にそう恥じるような所は見当たりません。


ナイロン自体はコーティングのおかげで多少、
水を弾いてくれることもあるようです。

しかし、
雨に耐えられるとは基本的に考えない方がよいと思います。

上位シリーズと違って完全防水を謳うポケットも付いていませんし、
そもそも天辺のチャック付近に穴が空けられています。

ハイドレーション（飲料の入った大型パック）のチューブを通すための穴で、
「雫のマーク」が目印。

雨が降ったらここから水が簡単に入りますし、
ナイロンの本体を染み渡って内部に侵入してもくるはず。

小学生がランドセルに被せるような対雨用のカバーも付属してませんので、
基本的に悪天候の時には使えません。


容量については、
試しにA4のコピー用紙500枚パックを2個、
計1,000枚分を入れてみました。

余裕で入ります。
プラスして、
500mlのペットボトルやら何やらを詰め込めそうです。

空の状態ではぺしゃんこなので「これそんなに入らないかも」と思うのですが、
実際に物を詰め込んで膨らんでいくと結構いけますね。

どこに何しに行くかにもよりますが、
一日分の着替えや生活用品なら、
上手くすれば詰められるのではないかと。

一方、
左右に一個ずつ付いているサイドポケットは小さく、
浅く、
薄いため、
本当に小物しか入りません。

スマフォが限度くらいに考えて下さい。