ナショナリズムの本質にせまる名著
「ナショナリズムとは、
第一義的には、
政治的な単位と民族的な単位が一致しなければならないと主張する一つの政治的原理である。
」といきなり<結論>の提示からはじまる研究書。
本書がもたらした成果とその地位は、
今や揺るぎないものとなっている。


ナショナリズムという言葉は、
まず日本語にどう翻訳するかの時点で議論がまきおこってしまうと思うが、
それは他に任せるとして、
ゲルナーは人間社会の歴史を「前農耕社会」「農耕社会」「産業社会」と3段階に分け、
各々の時代の特徴、
それがどうナショナリズムの発生の一部分として変化して関わりあってきたのかを論じており、
全体を通して、
ナショナリズムは決して「人間の本能」「自然発生的」といったものではなく、
近代がもたらした「コミュニケーションの発達」「平等化」「合理化」「読み書き能力の発達」といった、
様々な要素が偶発的に絡み合った近代の産物であると盛んに強調されている。
また、
「ナショナリズムは単なる押し付けだ」という主張を退け、
産業社会は、
流動的な社会であるからこそ、
逆に疎外を避けるために人々が集合し、
そこに休息する場所を求める、
つまり人は自らナショナリズを利用して統一感や安心感を得る方向に進むと指摘するなど、
どちらかに偏重することはなく、
冷静にバランスのとれた論理が結論まで貫かれている。


最後に「じゃあ、
この内容を実際どこまで各地に適用できるのか?」という疑問は避けて通れない。
そして、
やはりそれは各地の歴史と社会変動に即して研究せざるを得ないが、
本書に重要なキーワードはそろっていると思う。
当然、
本書をひとつのナショナリズム論の教科書として、
たたき台として利用しない手はない。
また、
ナショナリズムの善悪だけを語るだけで満足することなく、
もう一段深くナショナリズムへの視点を掘り下げるためにも必読である。
なぜなら自国と自己を知り、
両者の関係を再認識する客観的判断を獲得できるからである。
民族とナショナリズム

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