23「事件」から垣間見える中国志向性と著者の観る“実像”.
本書の著者は、
中国論では石平氏や黄文雄氏らほどの(強烈な)個性は感じられないが、
それには右2氏が中国の歴史背景にある中国(国民)の思想ないし精神世界、
別言すればいわゆる「中 華 思 想」を明確な前提と意識して各論を説くのに対して、
本書の著者は近現代の政治・経済・外交の分析を主とする方法の相違に依るものと考える。
かてて加えて、
本書の著者のスタンスは良く言えば中立的な筆致、
率直に言えばややもすると“中国寄り”とも受け取れる筆致が時に散見されることだろう。
ただ闇雲に反「中国共産党」を標榜するだけで説得性が伴うわけではないし、
殊に本書の限りでは著者のスタンスは(確かに中立的であり)それほど気になるものではないと思われる。
このスタンスが、
前記の2氏のような明快な筆致を期待する読者には多少の物足りなさを感じるかもしれない。
本書のコンセプトは、
『無 秩 序 の 末 路』とタイトルにあるほどの中国の将来性を消極視するものではなく、
このページの上の「商品の説明」にあるように、
「秩序なき中国が見せている『末 期 症 状』ともいうべき実態を、
現地の報道から……丹念に読み解く」ものである。
具体的には、
昨今中国で問題(騒動)となった“23件”の政治・経済・社会的な「事件」を内外の報道を中心に綿密に拾い集め、
その社会的背景、
政治的意義、
中国国民の反応など幅広く分析しながら、
習近平の“独 裁 王 朝”の志向性、
「日本人の常識では理解しがたい」ところの奥に「潜んでいる」という「真実の中国」(以上「はじめに」より)を明らかにすることが趣旨である。
以下に個人的に興味を惹いたトピックを幾つか紹介したい。


まず中国の現状と言えば、
習近平に依る中国共産党幹部らの「汚 職 摘 発」であろう。
本書でも第2章で5件の「事件」を扱っている。
著名な「周永康」(その関連で「薄熙来」の一件を含む)や「徐才厚」らの“検 挙”を扱うが、
著者の視点はかかる習近平の「反 腐 敗」のキャンペーンをいわゆる“権 力 闘 争”とは位置付けておらず、
中国共産党の“独 裁”のための「重要な要素」であると観ている(135〜139・148〜149頁)。
確かに幹部らの「汚 職」を放置することは国民の不満の鬱積に依る体制的危機、
あるいは「人 民 解 放
中国 無秩序の末路 報道で読み解く大国の難題 (oneテーマ21)

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