ノスタルジックな世界旅行を疑似体験できる本
本書は、
1905年ドイツ人青年が世界一周の旅をしたときに撮影された写真をもとに、
晩年に作成された旅行記である。

彼は公務員として安定した生活を送っていたが、
決まり切った、
退屈な時間が将来にわたって過ぎていくことを危惧し、
「非行少年の更生に関する情報収集」という名目で上司を説得し、
世界に旅立つ。

飛行機のない時代なので、
船でアメリカ、
日本、
朝鮮、
中国、
インドネシア、
インド、
スリランカなどの国を1年半かけて周遊する。


同時期に世界の各国がどのような状況にあったか知ることができ、
大変興味深い。

中でも、
日本の文化に特に感銘を受けたようで、
多くのページを割いて説明されている。

当時の日本は明治の最盛期で、
日本で出会った人々を「礼儀正しく、
控えめで、
偉大な文化をしめす簡素さを持ち合わせた人々」と記述している。
そして、
日本は生活のすみずみまで芸術が行き渡っており、
すっかり魅了されたという。

また、
中国やインドでは質素で、
貧しさの中にあっても多くを要求することなく暮らす人々と出会ったと述べている。

(しかし、
各国の経済発展とグローバル化の波によって、
「足るを知る」精神も、
独自の文化を失ってしまったように思う。
100年の月日によって、
世界がフラット化していく感じが見て取れる。
完全にそうなる前に、
旅をしたいという衝動に駆られる。


一方、
旅の途中で出会った西洋人に対して、
「彼らの騒がしい態度、
気取った流行の服装、
大げさで派手な帽子、
けばけばしいアクセサリー」に嫌悪を覚えたようだ。

彼自身、
旅を通じて心に根を張っていた西洋中心主義や自分の文化から受け継いだ粗野な部分を矯正できたようだ。


最後に、
著者は次のような言葉で締めくくっている。

「試みるだけで立派なことだ。

「後ろを振り返ると、
多くの過ちと怠慢に気づく。
しかしそれは必要としたことを行った結果であり、
私たちが自由であることをしめすものである。

これは年老いたときに、
若かりし日を思い出し、
そして若さゆえの自由という特権を気付かせてくれる言葉だ。
一〇〇年前の世界一周

その他の感想

サイズの参考になれば…vsカヤノ
読み物としても面白い、そしてお買い得!
臨場感あふれる戦い!
価格以上の満足がありますね。
明るくはっきりみえます。
毎日のことだからがんばりすぎず、楽しく豊かに環境を整える
素晴らしい1品
とっつき易いが故に離れ易い
やさしい教科書
サポートが実質停止に近い状態です
北東アジアの安全保障はどうなっているのかを知りたい人の入門書
車体の形状、造形共に良い出来だと思います
壁の補修に
可愛いのですが…
対応も良く良い買い物
シンプル・縦長で狭い脱衣所にもってこいです
ぶ厚い!!
とても役に立っています。
本を読みたい人に
重量バランスがいまいち
中身から考えると割高だと思う
今まで,何で? と思っていたことが,よ〜く分かった
においが清々しい
シンプルかつ必要十分
大きさも重さもちょうどいい。電池一本で動くのがなお良い。
北米で人気なだけはあると実感するハイレベルなゲーム
よい買い物!
意外と良かった
ES2103・2105・2105P・2150 適用
つい買ってしまいます。
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