王子二人

王子二人、
つまりアルスラーンとヒルメスの事だが、
2人とも対照的な人物であり、
アルスラーンは部下ではなく大切な仲間として周りの助けてくれる人たちを大事にしている。
一方ヒルメスのほうは部下などは自分に従うのが当然であり自分の血統を信じて自分こそが正当の血筋でありそれに対し周りが服従するのは当然であると考えている。
その2人の血統にまつわる恐らく本人の信じる処と違うであろう血筋に戸惑ったり迷ったりする心理描写も描かれていて、
対照的な2人の王子の物語となっている。
2人の血統については物語の核となってくるのでここでは言及は避けようと思う。