ネットで他人を血祭りにあげたい人間の心理を掘り下げるルポ・エッセイ
ソーシャルメディアで目立つようになった集団による個人の「公開処刑」とその背後にある人々の心理を掘り下げたルポ/エッセイ。


普通のルポとは一味違う本を書き続けてきた著者は、
Twitterで自分の偽物を見つけ、
「アイデンティティ泥棒」のアカウントのオーナーたちに抹消するよう頼む。
ところが、
このアカウントを作ったのは英国の「学者」たちで(カッコつきにした理由は本を読めばわかると思う)、
「Jon Ronsonという名前は沢山ある。
それを君が独占する権利はない」といった歪んだ反論をしてやめようとしない。
業を煮やした著者は彼らと直接会ってディスカッションしたものをYouTubeで公開した。

すると、
驚くほど多くの視聴者がRonsonに同情し、
学者たちを非難するコメントを書き始め、
公の場で辱めを受けた学者たちはアカウントを消した。
世間を味方につけた著者は気をよくしていたのだが、
学者たちを批判するコメントが凶暴性を帯びてきて不安を覚え、
この心理に興味を抱くようになった。


巨大な組織との闘いで困っている個人をTwitterで人々が力を合わせて助けたケースはいくつかあるが、
そういった素晴らしい例ばかりではない。
少数の友人や知人を相手に放ったジョークがTwitterやFacebookで無数に広まり、
それで人生を破壊される「普通の人」が増えてきたのである。


なぜゆえに私たちはソーシャルメディアで人を罰したいのだろう? さほどの罪を犯していない人に辱めを与え、
人生を破壊し、
いい気持ちになっている自分になぜ疑問を抱かないのだろう?

Ronsonは、
現在のネット上の心理だけでなく、
人類の歴史でずっと昔からあった「公での辱め」という罰について掘り下げていく。
興味深い人々を私立探偵のように探りあて、
相手が会ってくれるまでしつこく追い続け、
奇妙な場所に潜り込んで体験するRonsonにはいつも感心する。


ただのルポではなく、
理念を語る本でもなく、
好奇心を十分満足させてくれる冒険娯楽ノンフィクションである。
ただし、
いつものRonsonの作品よりシリアスで、
滑稽なシチュエーションはあるが、
笑えるところは少ない。
著者本人が読んでいるオーディオブックもお薦め。
So You've Been Publicly Shamed

その他の感想

とにかく丈夫です。
洗いあがりサッパリ
大人になるに連れて大切になる本
改善されてます。
1冊まるごと隅々まで楽しめました!
程よい大きさ&お値段&丈夫さ!気に入っています!
入門書の前にどうぞ。
マイナンバー制度の啓発書として推薦します
スリフトメイクアップパフはやわらかくて大好き。
通常に使えています
商品説明は正確に
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装着しやすさは抜群ですが・・・
詐欺にあいました
5歳の息子に購入。
高級感あるデザインです。
実物はもっとグレー
襟袖の汚れ
それなりに改善はされています
初任者から経験者まで役に立つ本です
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悪くはないのだけれど・・・難しいね。
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当たり前だが持ち運びには向かない
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