こういう本が学生のころあったら

著者の「読者はこれくらいはわかるだろう」という甘えがいっさいない、
スゴイ本です。

くどいくらいに知識を繰り返し、
推測しなくてもいいようにきっちり図示をする。
数式は文字で何度でも確認する。
トピックを短めに切る。
などなどわかりやすく教えてくれるノウハウ満載です。

最終的には他の入門書よりも高度なベイズ統計と分布の関係にまで言及してくれています。

ベイズ統計の本は何種類か読みましたが、
「わかった！」と本を読んだ後、
計算できるまでの自信を与えてくれたのはこの本が始めてです。

おかげ様でベイズ統計を利用した論文を読むこともでき始めました。
とくにマルコフ連鎖とベイズ統計についても教えてくれていて、
感謝です〜。


こういう書き方で数学のいろんな本が出版されたら落ちこぼれる生徒っていなくなるんじゃないかな。

逆に「生徒がアホだ」と思っている先生は、
これくらい丁寧に教えているか聞きたいものです。
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