とても具体的に書かれています
「ジョジョの奇妙な冒険」で有名な漫画家の荒木飛呂彦氏が、
漫画の描き方の王道について解説した本。
著者が18歳のときに原稿を持ち込んだときに出会った初代の担当編集者が定年退職を迎え、
感謝の気持ちを示すと同時に、
今まで経験し学ばせてもらった王道を書いておく必要があると思ったことがきっかけだという。


とにかく、
きわめて具体的に書かれてあるのが特徴である。
マジシャンが手のうちの明かすようなことも含まれるが、
それでもあえて伝えたいという思いがあったそうだ。
「キャラクター」「ストーリー」「世界観」「テーマ」の基本4大構造を、
「絵」という最強のツールで統括し、
セリフという「言葉」で補う。
特に、
キャラクターは重要で、
著者はキャラクターをつくるときには絵にする前に必ず身上調査書を作っているのだという。


ストーリー作りの鉄則。
プラスとマイナスの法則。
絵が上手いのに売れない人がいる一方で、
絵が下手なのに売れる人がいるのはなぜか?相反する「リアル化」と「シンボル化」が両立している鳥山明先生の凄さ。
同じ絵ばかり描いていると時代遅れになる。
美の黄金比。
リサーチの重要性。
テーマには作者の哲学が出るから自分の人生に沿っているものを選ぶ。
アイデアの生み出し方。
シナリオ。
人物の心の動きを追うテクニックに優れる日本の漫画のネーム。


実際の作品を使った解説が各所に掲載されているのもこの本の魅力である。
ポイントが吹き出しで添えられていて、
実にわかりやすい。
著者の失敗談に触れているところもある。
また、
実践編として、
ネームやアイディアノートやシナリオの例、
実際の作品である「富豪村」から引用した短編の描き方が終盤にまとめられている。


漫画家を目指す人だけでなく、
漫画をもっと楽しみたい人、
映画や小説などが好きな人、
さらにはもっと広く何かアイディアを考えて形にすることを求めている人のためのヒントにもなりそうだ。
大変興味深く読めた。
荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)

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