安価なRAID対応ケース。但し、謎な仕様＆重大な欠点も。

【特徴】
・3TB以上の3.5インチHDDを2台搭載可能なFAN付きケースです。

・RAID機能も搭載。

・HDDの固定はネジ留め式。
筐体もがっしりしています。


【RAID機能等】
・RAID機能はハードウェアRAIDで、
RAID0/1に対応。

・2台のHDDを連続した1台のドライブに見せるJBODにも対応。

・RAIDの設定は本体のスイッチで行う。

・管理ソフトなどはなく、
HDDのアクセスLEDと兼用した状態表示機能があるのみ。
再構築中の進捗率表示などはできない。

・HDDの交換は筐体を開けて電源を切る必要があるので、
RAID1でも活性保守はできない。


あと、
以下の謎仕様と重大な欠点があるので、
この点は認識しておく必要があります。


【謎仕様】
1.HDDのLED
　・非アクセス時は常時点灯しっぱなし。
アクセス時は、
一定間隔で点滅。


　　他の製品なら、
非アクセス時は消灯で、
アクセス頻度に応じて点滅の速さが変わっていくのが普通だと思います。

　　このため当製品では、
HDDのLEDが消えてるから、
いまはアクセスしてないとか、
点滅の速さでアクセスの度合いを判断することはできません。


【重大な欠点】
1.RAIDモードの切り替え
RAIDやJBOD→Normalへのモード切り替えが、
必ずHDD2台ないとできない。


このため、
例えばRAID0やJBODで運用していて、
HDD1台が故障した場合、
新しいHDDを用意するまで、

一切のモード変更ができないので、
とりあえず残った1台をSingleでNoramalモードで使うといったことができない。


RAID0やJBODは諦めて、
今後はHDD1台でNormalモードで使うんだ！というような場合でも、

新しいHDDを買って、
HDD2台にしないとモードの変更ができない。


2.HDD障害時のLED表示がわかりにくい