多ポート USB ハブに BatteryCharging 1.2 対応充電機能を付加した新しいハブの形

　F&M 社 Inateck ブランドより当製品の提供を受けたので、
レビューを投稿する事となった。

　まず基本的なスペックとして Amazon の商品説明に記載のある「商品の寸法」は、
恐らく外箱のサイズを表しているので注意が必要。
HB7003 の本体サイズは 154 x 50 x 21 (mm) となり、
重さは 100g となる。

　デザインはブラックの角張った物であり幅広い環境に適応するであろう良いものと感じる。

　本体の機能として、
データ転送を行うデバイスを接続した時にのみ点灯する青い LED が各ポートに存在する。
USB 扇風機やスマートフォン等の充電専用ケーブルでは点灯しない。
あくまで接続確認用としてなのでアクセスランプ相当の機能は無い。

　データ転送に於ける注意点としては、
7 ポートの接続が可能であっても大元は PC にある 1 ポートから引っ張ってきているので、
転送速度の限界としては USB 3.0 の使用にある通り 5Gbps になる。
高速なデバイスを複数接続してもフルスピードを出すことは出来ない。
しかしそれでも SSD (PX-128M5S) を USB 経由で接続し、
他デバイスと同時にデータ転送を行ってもシーケンシャルリードにて 200MB/s を越える事を確認しているので、
必要充分と思われる。

　BatteryCharging 1.2 (以下 BC1.2) に対応することで、
USB ハブとしての機能の他に急速充電機能も有する。
BC1.2 では各ポートに最大 5V1.5A の出力を行うことが可能となる。
仕様として 3 種類の出力モードがあり、
「USB ケーブルの種類による対応器機の判別」と「デバイスとのハンドシェークで対応可否を見た後の出力」に加えて「USB 2.0 時代からある最大 500mA の出力」になる。
状況に応じて適した出力が行えるので、
出力過多によるデバイスへのダメージが出にくくなると思われる。
この機能は HB7003 に搭載されている Realtek RTS5401 と言うチップにより制御されている。


　USB ハブとしての機能はしっかり抑えつつも、
そこに終わらずプラスαの機能を付けた製品が HB7003。
今日日スマートフォンの充電を PC