表現主義絵画の全体に関する詳細な解説書
 本書は「夜の画家たち 表現主義から抽象へ」として雪華社(1960年)と造形社(1970年)から、
さらに「夜の画家たち 表現主義の芸術」として講談社現代新書(1978年)から刊行されたものを新たに編集し直したもの。


 始めに著者が表現主義に興味を持つに至った経緯、
表現主義の歴史についての印象主義以降の流れ、
掲載された画家たちの全体的な紹介がされている。

 その後本論として、
個々の画家たちの作品、
来歴、
時代背景が単なる客観的記述に留まることなく、
文学的な含みをもたせながら解説されている。
また、
他ではあまり独立して触れられることのない表現主義の版画に関しても、
一つの章を立てて説明している。

 
 紹介される画家は次の11人。
なお全員が表現主義に分類されるわけではありません。

   ムンク、
ホードラー、
モーダーゾーン=ベッカー、
ノルデ、
ココシュカ、
キルヒナー、
ベックマン、
マルク、
カディンスキー、
クービン、
クレー

 新書版を底本としているが、
そこで割愛された「まえがき−表現主義とは」、
「生のアラベスク−ムンク1」、
「戦慄の創造―表現主義の版画」が再録されている。
また紅野敏郎氏による解説として「文学と美術の稜線の踏破者−坂崎乙郎の軌跡」が載せられている。

 ただし、
雪華社版に載せられていた「年表」は割愛されたままで、
その点だけは残念です。


 表現主義の絵画は、
個々の画家たちそれぞれが対峙せざるを得なかった、
暗い時代と個の内面の反映であり、
強烈で神秘的・象徴的な表現でしか描きようの無かったものなのだと思う。

 出版社を変えて何度も出版されているのは、
それだけ魅力があるからであり、
できれば全ての版を手元に置いておきたくなるような一冊です。
完全版・夜の画家たち―表現主義の芸術 (平凡社ライブラリー)

その他の感想

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可もなく不可もなし・・・・・
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