表紙を裏切る展開、そして悪魔本領発揮。

近所の本屋では売り切れていて、
翌日入手。

ストーリー展開としては予想通りだったが、
初めてフィニが表紙なのが嬉しい。

しかし、
活躍は今一つでやっぱり本筋をさらっていくのは、
「あくまで執事』の方。

親子二人で一致した意見は「緑の魔女が余りにも可愛そう」。


舞台がドイツ、
薬品関係、
魔術、
魔法と来れば、
舞台効果は満点。

歴史的背景を知る人間には予測可能範囲内の、
軍事絡み。

そこに問題解決志向（と言えば聞こえはいいが、

女王の憂いを払うために何でも一掃する輩が乗り込めば
大抵の秘密は露呈）の展開となれば、
真実は一つ。

何も知らない人間が一番利用されていたというお話。


さて、
自分を取り戻したシエルが恥ずかしがるシーンは楽しいが、

無垢に精進してきたサリヴァンの今後はどうなる？
女王陛下の野心と下心は如何に？