「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」

「羨ましいなあ。
」
学生時代、
部活動で強豪校と対戦した際、
ふとそう思いました。


自分なりに試行錯誤して、
懸命に練習してきた。

だが、
彼らの練習風景、
プレーを見てると、
私たちと、
レベルが違いました。

野球のベースの踏み方、
声の出し方、
その一つひとつに、
彼ら先輩の長い歴史のなかで改善された集積がありました。


仕事もそう。
私は、
他の社員にくらべ、
徹底的に工夫をして、
仕事の質を高めてきました。

だが、
それは「井の中の蛙大海を知らず」で、
プロ中のプロの仕事術とは圧倒的なレベルの差があるかもしれません。

それを本書で感じとれました。

本書でいうならば、
大量の単語登録、
単語登録は100以上はしていましたが、
それを倍増させました。


仮に、
社会的によいといわれる学歴を積み重ね、
幸運にも新卒でそのような環境に身をおけば、

充実した研修や優秀な先輩社員からの指導、
その姿を真似る機会を勝ち取れるかもしれません。

けれども、
私を含め大部分の方たちはそうではありません。

美味しい料理や得意なスキルの１つや２つはつくれるかもしれない。


けれども、
これからの時代、
流行るお店になるためには美味しい料理は数多く出せるのは当たりまえですし、
グローバル化で生き残るために、
これまで以上に高いアウトプットが必要となります。


その橋渡しをしてくれるのが本書です。

本書では、
筆者が、
ご自身が高速でまわしてきたPDCAサイクルの産出物を惜しみなく、
安価で提供していただけているものです。

その内容の質、
量、
このスキルやノウハウを獲得するために、
何十年分も汗水たらして働かないといけないものでしょう。


私は、
ビジネス書は、
年間数千冊は読みますが、
2014で他に大差をつけNO１の著作です。

よくあるビジネス書の筆者の体験談、
応用可能性が少なく、
精神論で終わっているものと違い、

一度読めば終わりという本でなく、
一つひとつの改善案を実行し、
検証し、
本書に戻ってくる、
それほど本書から得れる資本は青天井で、
価値があるものです。